ダイアン35は小柄なアジア人向けの低用量ピル

ダイアン35は低用量ピルの1種で日本では発売されていませんが、アジア人向けに作られている薬です。
含まれている女性ホルモンはエチニルエストラジオールとシプロテロンアセテートになります。
低用量ピルは外国で開発をされたものが多く、対象も外国の女性の体型を基準にしていることがあるために、小柄なアジア人にとっては負担が大きくなることがありました。

ダイアン35はそういった問題点を解決しつつ、避妊効果も高く保てているという特徴のある薬です。
ダイアン35に含まれているエチニルエストラジオールはエストロゲン作用があり、シプロテロンアセテートはプロゲステロン作用があります。
このふたつの作用で排卵を抑制し避妊効果を発揮します。

ダイアン35は黄体ホルモンの量が生理周期を通して一定量に保たれている種類の低用量ピルで、服用方法はシンプルで簡単です。
全ての錠剤は同じ成分でできているために、順番を気にすることなく毎日同じ時間に服用していきます。
21日分の錠剤が入っており、残り7日間は休薬期間になります。

その休薬期間内に生理のような出血がみられるはずです。
出血の期間は個人差がありますが、もしも休薬期間中に出血が終わらなくても、7日間の休薬期間が終了したら次のシートの錠剤を飲み始めましょう。
シートの中の錠剤は全て同じ内容なのでどのような順番で飲んでも大丈夫ですが、飲み忘れを防ぐためには順番通りに服用していくと、飲み忘れがないかどうかがわかりやすくなります。

小柄なアジア人向けに作られているということで黄体ホルモンを含む女性ホルモンの量は最小限にしてあり、副作用が少ないことも特徴です。
しかしホルモン含有量が少ないということは飲み忘れをしてしまうと薬の効果が下がってしまう危険があるということです。
服用時間も大きくずれることはないようにして、できるだけ同じ時間に服用をする習慣をつけることが望ましいでしょう。
特に避妊効果を目的としている場合には飲み忘れのないように気をつけます。

ニキビの発生を抑制したり、体毛を薄くする効果も

ダイアン35は低用量ピルですが避妊効果だけでなく男性ホルモンを抑制させる働きもあるということで、年齢を重ねて女性ホルモンが減少していく年代の女性にも人気のある商品です。
女性は35歳頃より男性ホルモンのアンドロゲンの働きが強くなっていきニキビができやすくなったり、油っぽくなるという症状が出てきます。
その時期にダイアン35を服用すると不足している女性ホルモンを補うことで、相対的に男性ホルモンを抑制し皮脂腺機能を縮小させニキビが改善します。

他に男性ホルモンが優位になることであらわれる症状に体毛が濃くなるというものがありますが、これもダイアン35を服用することで症状を抑えることができます。
年齢を重ねて体毛が濃くなってきたという悩みを持つ人にも使われています。

ダイアン35は本来は経口避妊薬としてではなく、ニキビ治療薬として販売をされていたという実績があるために、ニキビ予防効果は他の低用量ピルよりも高いという定評があります。
そのため避妊効果を目的として使うことを推奨されていなかったという過去の歴史があるほどです。

ダイアン35を服用することでなぜニキビが減るのかというと、ひとつには女性ホルモンのバランスを整える作用があるからです。
ニキビの原因の一つは女性ホルモンのバランスの乱れで、特に生理不順があるような人に多いものです。
ダイアン35を定期的に服用することで体の中のホルモンバランスが整うのでニキビができにくくなります。

もうひとつはニキビの原因の男性ホルモンの働きによる皮脂の過剰分泌の関係です。
ダイアン35の服用で男性ホルモンを抑制することで皮脂の分泌を正常に戻し、ニキビのできにくい状態に近づけることができます。